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ウッカリ世界で一文無し。ウッカリ世界で妊娠。そしていきなり母子家庭だけどインドを中心に移動式生活続行中。息子ハッチとの日々を綴ります。

お金も荷物もないけどエンジョイBoomFestival2014 :Boom Festival 2014

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❁☮❁☮❁
3日目。
セキュリティの目はまだ厳しいように思えた。
私は午前中からラジオ体操代わりに、テクノフロアで準備運動。
トランスフロアへ。
2時間ほどで次は、遊園地の街探索。
凄く。メルヘンな世界。景色で、キラキラとアートと自然に溢れ楽しいので、ダンスフロアに世界探索と忙しい日々。


私は宛も無く、フラフラと。
チケットは結局、購入していないのでお金は、少しは持っていた。
このままチケット無しでパーティーを楽しむつもりだったので。
食事でお金を落とそうと考えていた。
少しでも自分の後ろめたさを消す為でもあるが。
このフェスティバル、パーティー世界を彩って働いてくれている人たち、レストランや食べ物屋さんの人たちにお金を落とせば許してくれるだろうと。
後は。私もこのフェスティバル、パーティー世界を楽しむ、彩るいち、住人となれば。オッケーだろう。と。
そう自己解決することで、チケット無し裏山侵入の後ろめたさを勝手に消した。


セキュリティに気をつけながら、大自然の中のアートで遊びながら、1人。
そう。私は常に1人だった。
何故だろう。
みんな、友達同士で楽しそう。
浮いている気分。なんでだろう。
そんな、少し寂しい気分になったところでナノに再会した。
彼は5つのビールを不安定そうに持っていたので2つビールを預かった。
「キー!久しぶり!元気?僕たちの荷物、守ってくれて有り難うね。」
あ。私がテントを畳み、2回目の裏山から侵入しようとした時。
ナノとサンドラが帰ってこなかったので、彼らの荷物を野外に置いてきたことだ。
なんて、優しい人なんだろう。
「ナノ。こちらこそ、ゴメンね。外に置いてきてしまって。」
「え?でも守ってくれてたじゃないか。キラキラのテープで。」
私は笑った。
分かってくれたんだ。この人。私が最大限、考えて極力、彼らの荷物を盗まれない様に、捨てられない様に、キラキラのテープなので、ぐるぐる巻きにして、でも。木陰に隠して置いてきた事。
「キーはどうしたの?」
「私は荷物が多いから、荷物だけ車で来ている人に頼んでゲートの中に入れてもらったの。でも、その人と連絡が取れないから、今は空っぽのテントだけ!」
「僕のiPhone使いないよ。インターネット接続されてるから。連絡先は知ってるの?」
「うん。私はemailアドレスを渡して、荷物を頼んだ男の子からは電話番号を教えてもらったから。」
「メール来てるといいね。そうそう、このビール。助けてくれた友達にお礼だから。ちょっと、その友達の所へ、、、、キーも飲みなよ。」
「あ、有り難う。」
本当に優しい子だ。
そして。きっと、物凄い繊細で傷付いたりしたことのある人なんだろう。
人の感情がよく分かりすぎてしまう。そして、その影響を受けてしまう。
彼の優しさから、よく分かった。
私はナノについて、その助けてくれた友達と出会う。
フランス人のカップルだった。彼らはリストバンドをちゃんとしている。
彼らと居るのは安全だった。
私とナノは腕に気をつけていればいいだけだから。
ナノはこういう大自然の中のサバイバルパーティーに慣れている、経験が豊富。だと思った。
お金を使わず、楽しむ。
でも、使うところでは使う。そう。人にご馳走したり。お礼したり。
私たちはビールを飲みながら、与太話。
私は、ナノにiPhoenを借りてメールチェックをする。
が、やはりネット回線は遅いので、お喋りもしたり。
ナノが。
「僕はゲイなんだ。」
と唐突に言う。
しかし、唐突なのだが、その台詞は日常会話の様なテンションだった。
そう。「お茶のむ?」「うん、ありがとう。」とか。そういう感じ。
「そうなんだー。私は男の子も女の子も好きだよ。両方好き。でも、1人だけ。」
何故。私はそんな台詞を返したのか。その直後も今も謎である。
私は生粋のバイセクシャルでは無い。
しかし女性とのセックスも好きな人ならあり得るという話なのだ。
そう。好きだな。と恋心を抱く相手は老若男女、あまり関係が無いのだ。
そう。不特定多数、同時に淫らな事になるのが嫌なだけ。
1対1が好きなのだ。
私たちはビールを半分こにして飲み、フランス人のカップルとジョイントを回す。
ナノは煙草は吸わないからと遠慮した。
やっぱり。この子は自然とか身体とか食べ物とか動物とか。そうゆうのを敏感に分かっている人なんだ。と。
顔や耳に沢山ピアスがあって、タトゥーもある。髪の毛はモヒカンみたい。
怖そうな要素がある服装なのに、全然お洒落で、美しい。
そう、美しいという言葉が似合う綺麗な男の子、ゲイだった。
優しさと美しさと繊細さが顔にある。


そしてフランス人のカップル男性がきのことペーパーを持っているという。
ナノが会話の中でさりげなく聞き、そういった話になった。
私は欲しい!と。
フランス人男性は「凄く強いから1回に半分で十分だよ。」と。
私は20ユーロで購入した。
ナノは何も購入しなかった。
なんだか。私の為に、パーティーサバイバルでの色々な処世術を、さりげなく教えてくれている。そんな風に思えて嬉しかった。


私とナノはフランス人カップルと別れ、遊び場を散策。
不思議な大道芸コーナーの様な場所へ。
私たちは参加者の列に並んだ。
1回2€。
人間スロットマシーンに偽物の大きなコインを入れて、3つの果物を揃える。
果物が3つ同じだと、自転車をこぎながら、そのこいだ原動力がミキサーになり。
なんだかよく分からないがウォッカ的なお酒を、くいっと飲めるゲーム。
勿論、見ているだけの観客もいる。
ナノはやろうよ、やろう。と私を誘い列へ。
陽気な音楽が楽しかった。
列に並んでいる人はみんなリズムに乗って。
私は。
こうゆうのって。私もこのフェスティバルを彩るキャストの一員みたいだと思う。
自分も楽しんで、周りも楽しむ。


大道芸人たちが上手く参加者をリードしながら、参加者もノリノリ。

ビンゴが出たり出なかったり。
完璧なるエンターテイメントSHOW。
ナノは2回目らしい。
他の参加者よりもひと際「見せる自分の表現方法」というのが上手かった。
あっさりビンゴをだして、ウォッカを飲み、観客側へ戻るナノ。
私はまだ自分の番まで3人。
ナノが笑顔で私に挨拶し、妖精のように人込みへ消えて行った。


私の番が来て、音楽に合わせて、人間スロットマシーンを動かす。
なんと、ビンゴ。
そして、私も自転車を漕ぎながら、ウォッカを頂いた。
大道芸人の人は分かっていた。
耳元で「大丈夫?」と私に尋ねる。私は人間スロットマシーンがおとぎの国の遊び場みたいで、楽しかったので大丈夫だった。
そう。
何が大丈夫?なのか。
それは。エンターテイメントSHOWとして、私は自転車を漕ぎながら、妖艶な大道芸人からウォッカ飲ませてもらうのだ。
なんというか。ロッキンホラーショウーという映画に出てくる宇宙人たちの様な大道芸人たち。
セクシーなゴッシックファッション風にきめたナースドレスの女性や。
男だか女だか分からない妖艶な司会の男性。
そんなSHOWに紛れ込んできた参加者。
でも、彼らはプロだ。
そう。見せるプロ。だから素人の参加者がどんな人だか、即座に感知し、それに合わせ上手くこのエンターテイメントSHOWを見せる。


私はゴア以降、とても敏感な身体になっていた。
男性がパーソナルスペースに入り込むことを極度に避け、
身体に触られると吐き気がするような気分の悪さになるのだ。
なので。男性とは一定の距離を置いて常にさりげなく近づかれないように注意を払っていた。
特に西洋の男性はボディタッチが多い。
勿論のこと。
ゴアで年下のかまってちゃんと間違えてお付き合いをした1週間。
そして、その後。一切、性的行為はしていない。
幾人ものそういった雰囲気、誘いを必死に交わしてきたのだ。
2月に。
そう、馬の男の子と初めて出会ったウエストエンドの朝。
不意打ちで友人に唇にキスをされたのが最後。
それ以来。
本当に細心の注意を払って男性を接していた。


でも。
この妖艶な司会者に妖艶にウォッカを飲ませてもらうのは、全く意味が異なるのだ。
だから、全然、大丈夫。
私はキャストの一員になった気分でご機嫌で自転車を漕ぎながら妖艶な司会者に妖艶にウォッカを飲ませてもらい、観客の中へ戻った。
しばらく他の参加者の人間スロットマシーンも見ていたが、そろそろSHOWも終わりそうだった。
SHOWが終わって一斉に観客が引く時よりも、まだ人だかりのある、今、この場を離れた方がセキュリティに見つかる可能性が低く安全だと思った。
私はご機嫌にきのこを握りしめ、再び、絵画の展示があるアートスペースへ。
そう。沢山のサイケデリックな絵画が展示販売されている空間は、安全で楽しかった。美術鑑賞をしている最中に、セキュリティから話しかけられることは絶対にあり得ないと思っていたのだ。
それは。セキュリティというブームのスタッフである一員が、この大規模な大自然を巻き込んだエンターテイメント、夢の国を壊すことになる。

コズミックホスピタルと良い、癒しの病院的な施設、救護施設もあるのだ。
勿論。
リストバンドであるチケットを持っていない私はそんな病院にお世話になる訳にはいかなかった。
そして。私は自分の心身が今まで経験してきたことに自信があったので、今更、窮地に追い込まれることは無いと思っていた。
そもそも。それほどの窮地に追い込まれた経験が無かったのだ。
同じであれば。
病院から合法的に処方されていた睡眠薬や安定剤、抗鬱剤を使用していたときは一番苦しい時期だったのだ。


そう。
チョコレートが好きか、ポテトチップスが好きか、の違い。
だと思う。
チョコレートが好きな私は、お菓子を買うときにチョコレートのお菓子を選ぶ。
それだけ。



私はサイケデリックな絵をじっと何度も眺めて。どうしたらこんな色使い、表現が出来るのだろう。凄くたのしい絵の世界。
と絵画を堪能し、テントへ戻った。
依然、テントは空っぽのままだが、石鹸とカミソリはある。
近くのシャワールームに並び、身体と髪の毛を洗った。
洋服は、今、着ている、ジーンズのショートパンツとメディキュットのニーハイソックス、カリーのタンクトップにブラジャーそしてフリース、花柄のショールのみ。
私は、カリーのタンクトップに石鹸を含ませ、全身を洗う。
洗うのと同時にカリーのタンクトップも洗う。
そして、流す。
ついでにブラジャーも洗う。
シャワールームを出るときはフリースにジーンズのショートパンツ。
そろそろ西日の時間なのだが、未だ強い日差しの中、テントに戻る。
テントの日の当たる部分にタンクトップとブラジャーを干す。
私はそのまま、テントの中へ。
髪の毛を梳かしたり、コンタクトレンズを外し、目を休めたり、ジョイントを巻いたりしながら小さくて空っぽの1人用テントの中で過ごした。
しばしの休憩。
日が暮れるまで、何も無いテントの中でゴロゴロと。


しかし2時間もしないうちに飽きて。
まだ西日は強いし、裸でも歩ける気温だった。
私は半分食べた。
半乾きのカリーのタンクトップを着て、フリースを腰に巻き、腕にニーハイソックスをアームカバーのようにして着け。肩には花柄のショールで表へ出た。


そう。ダンスフロアへ行けばどうせ汗だくで濡れてしまうし。
歩いているうちは、まだ日差しが強いのですぐに乾くだろう。
日が暮れて、一気に気温が下がるまでには。
私は風邪など体調を壊す訳にはいかなかったのだ。
お金もたいして無いし、荷物も探さなければならない弱小スペック。
寝込んでいる暇はなかった。
だから手荒いうがいはこまめに行うのだ。
 

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