読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ウッカリ世界で一文無し。ウッカリ世界で妊娠。そしていきなり母子家庭だけどインドを中心に移動式生活続行中。息子ハッチとの日々を綴ります。

ヒッチハイクスペイン横断 :Spain 2014



f:id:kitagawamika014:20160506215233j:plain

翌朝。カモメが飛び交う港町。
おじさんは、朝食に珈琲と焼き魚を出してくれた。
拾われてきた猫の気分になる。
私はヒッチハイクで次の街を目指すと告げる。

f:id:kitagawamika014:20160506215241j:plain


おじさんは、こんなに大荷物で疲れているだろうからフットマッサージをしてくれると言う。
私は嫌なので断るがゴリ押しのおじさん。
まだ移動の疲れが抜けず、単なるフットマッサージなら。という条件でフットマッサージをしてもらう。
1時間程、謎のフットマッサージは続いた。
これは、おじさんのエロを狙うマッサージでしかなかった。
全くマッサージを心得ていない。
くすぐったい場合もあるが、くすぐったいというスペイン語も分からず。
もう、何も反応せずに無視して瞳を休ませることに徹した。
やはり疲れていた私はウトウトとテレビを見て、マッサージが終わるのを待ち。
おじさんが調子に乗ってエロマッサージを始めない様に気を張って。
おじさんの触りたいだけへなちょこマッサージが終わるの待つ。
お昼前にタリファを後にした。
8月の頭。
ヨーロッパの人々もバカンスに出掛ける時期。沢山の浮かれた車が国道を走っていた。
私のヒッチハイクも一時間もしないうちに1台つかまった。

f:id:kitagawamika014:20160506215316j:plain



30代前後の男性。
一緒に乗っていた親戚のおばさま2人は途中で降りた。
正直、ここまでスペインの人の英語は私と同等か、殆ど話せないか位だ。
知っている単語とジェシュチャーでどうにでもなるものだ。
彼はフォトグラファーだと言う。
どこに行くのか?と聞かれ、ポルトガルだと言えば、やはりBOOM FESTIVALか?と言われる。
そして互いに拙い英会話の中で彼は私に「、、、、はやるのか?」と聞く。
馬鹿正直に「大好きだよ。感謝している。」と言った私。
その後、ドライバーの予定は一変。
「実家が悪い少年たちによって壊されたから見に行かなければいけない。2、3時間掛かる。もし2、3時間して、また君がここに居たら連れて行くよ。」
と。山の中のガソリンスタンドに降ろされた。
家を壊すほど悪い少年とは。
どれだけアグレッシブなのか。

f:id:kitagawamika014:20160506215330j:plain



まぁいいや。とヒッチハイクを再会。
30分もしないうちに赤い車のおじいさんが停まる。
私の目指す次の街、セヴィラまで連れて行ってくれるというが、その前に自宅に寄って、何か取りに行くと言う。
おじいさんの家は凄くシンプルでお洒落なドーム型。

f:id:kitagawamika014:20160506215344j:plain


センスも良く、話を聞くと写真展を開催中だと言う。
チーズとワインをご馳走になり、パソコンのGoogle翻訳で会話をして音楽を聴いた。
大きなスクリーンに黒澤明の映画を流してくれて、私はウトウトと昼寝。
肌触りがとても良い毛布をかけてくれた、おじいさん。



おじいさんは、私を強く繊細な女性だと翻訳で話していた。


f:id:kitagawamika014:20160506215401j:plain


目が覚めると、おじいさんは開催中の写真展のパーティーがあるという。
写真展に一緒に来るかい?とのお誘い。
今日は、一晩ここで過ごして、明日、ヒッチハイクを再会すればいい。とのお誘い。
写真展は気になるし、今晩の宿代は浮く。何より、優しいおじいさん。
そしておじいさんは、誰かに電話して怒っていた。
写真展の関係者なのか。私は写真展に行けなくなった。
なので、おじいさんは、私を次の街の手前の幹線道路まで車で連れて行ってくれたのだ。
私はなんとなく写真のおじいさんの家に泊まらなくて良かったのかも?とも思う。
何故なら。凄く優しくお洒落なお家に招待してくれた、おじいさんだが。
写真展の関係者との電話で、物凄く声を荒げ怒っていたから。
あんな風に怒る姿があるということは。。。。
 

私は。
トランス世界をどんどん楽しむ人生の中で。色々と経験から学ぼうとしていたのだ。
トランス状態になってマインド浄化するまでは気が付かなかった人間世界。

物凄く、人間を見抜く事に対して鈍感な自分。

人間世界の表と裏。

自分自身の至らない部分を上手く隠しながら、他者には物凄く良く自分を見せる人。

そんな人たちの本性が見抜けず、いつも悩まされていた。傷付いていた。

私は。自分自身がトランス遊びに没頭する中で、感覚などが敏感になり、気が付き始めていたのだ。
人間は簡単に嘘をつく。しかも無意識に。
人間は無意識レベルで嘘にならないような絶妙な誤摩化しをして、社会で生きている人も多い。
その微妙な誤摩化しが、害になるモノもあれば、ならないモノもあって。
私はいつも害になる誤摩化しに、誤摩化され、後々、気が付き、酷く損をしたり傷付いたりしていた。


その後、直ぐに幼い子供2人が眠り、夫婦が運転する車に乗せてもらう。
私はセヴィラの高速道路付近のスーパーの駐車場で降ろしてもらった。
すっかり日は暮れ、薄い月が輝き始める時刻。
さて、今夜の寝床はどうしょう、か。


スーパーの前で少し考え。
とりあえず、街の雰囲気を見つつ、目の前にあったビジネスホテルに価格を聞いてみることに。
80ユーロちかい価格でとてもじゃないけど、この状況、この場で80ユーロも宿代に使用するのはもったいなかった。
他に安いホテルを聞くとすぐ裏手にあった。
さらにそのホテルの目の前は大通り。
価格は30ユーロ。
街の雰囲気は郊外のニュータウンという感じだった。
観光客らしき人は見当たらない。
「割引出来ますか?」
と聞きつつ状況と価格を天秤にかけていた。
「割引は無いけど、朝食のビュッフェがあるよ。」


私は港町タリファで35ユーロ稼がせてもらっていたので、このホテルに泊まる事に決めた。
そう。wifiもあった。
情報収集の為にネットもやりたかったのだ。
ヒッチハイクが続くと、SIMカード無しのiPhoneではFREE WIFIスポットを探さなければならなく、色々と不便なのだ。
朝食付き、WIFI使用で30ユーロの宿泊費は納得出来る価格だったのだ。
目指していたフェスティバルまで3日程しか時間が無かったので、ゆっくり休める最後の場所でもある。
チケットは未だに所持していなかった。しかし、行けばなんとかなる。
私は完璧に根拠の無い、感覚的自信を信じきって生きていた。

f:id:kitagawamika014:20160506215426j:plain


部屋の冷房をガンガンにして暑いシャワーを浴びる。
くまなく全身を洗い、洗える洗濯物は全て洗う。
スペイン語シンプソンズドラえもんを楽しみながら、駄菓子屋さんで買ったお菓子を食べて、ネットして、一服。
パーティーへ向かう友人たちの動向をチェックし、情報を交換。
やはりチケット売り切れにより、探している友人も居た。
私はFacebook上で、パーティー友達と励まし合い、応援し、無事に会場で、また会おうと。
友達だからといって、色々とお願いは出来ないのだ。
皆、自分のことで精一杯だと思っていたので、私も全て自分の力でどうにかしないとと。
それに。こんな大荷物で、ゴアでは一文無しになっている私。
トランス精神世界とパーティーサバイバル世界を知っている者であれば警戒するのでは?
迷惑だと思うのでは?
という考えもあった。
この先、弾丸でリスボンを目指し、ブームフェスティバル会場まで行ってしまったら、インターネット、WIFIを使用することは難しくなる。パーティーサバイバル同志との最後のコンタクト。
これからFREE WIFIが無いという前に、充電さえまもならない大自然の中へ向かうのだから。

f:id:kitagawamika014:20160506215438j:plain



所持金も少ない。車も無い。友達ももう何処に居るのか分からない。そこで会った人が友達。に加え、大荷物。
周囲に民家なんて無い大自然の中で一週間過ごす大きな5万人規模の野外パーティーだ。
それに単独で挑むには、行き当たりばったり、弱小スペックだった私である。

f:id:kitagawamika014:20160506220206j:plain


港町タリファのおじさまが、くれた。
謎のチョイス手土産

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村