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ウッカリ世界で一文無し。ウッカリ世界で妊娠。そしていきなり母子家庭だけどインドを中心に移動式生活続行中。息子ハッチとの日々を綴ります。

何故どうして露店生活 in マラケシュ Morocco 2014

過去旅 PAST TRAVEL モロッコ MOROCCO 2014



 

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3月末にインドゴアにて一文無しになり、そこから微妙に返り咲きモロッコへ飛んだ。
デリーからカサブランカまで3万円弱という破格の片道航空券を発見。
七月半ば、アラビア航空。
私は夏のポルトガルの大自然の中で2年に1度開催されるBOOM FESTIVALを目標としていたので、兎に角、西の大陸へ移動したかった。
陸さえ続いていれば、金欠でもなんでも辿り着ける。
そんな楽観的思考しかない。
モロッコ到着時は所持金は既に10万弱。
半月ほどモロッコで過ごし、そこからポルトガルまで移動。
そして大自然の半ばサバイバル状態で過ごす一週間以上の野外パーティー。
チケットは入手出来ていなかったが、正規に購入しても260€はする。
更に、一週間、食べて飲んで過ごすことを考えたら、かなり節約しながらポルトガルのパーティーを目指さないと、直ぐにスッカラカンになる程度の所持金であった。


カサブランカ空港で一晩過ごし、早朝、電車でマラケシュを目指した。
私の目的は路上商売。
2週間程滞在予定であるモロッコ、マラケシュでは節約必須。
ヨーロッパ諸国よりは物価が安いとはいえ、インドやネパールほど安価ではない。


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観光地マラケシュの宿はそこそこの値段。
wi-fiありの個室、トイレシャワーは共同、60DH(800円くらい)という条件の宿を拠点として過ごすことにした。
ちなみに。クスクスやタジン、モロッコの伝統的料理にパンやオリーブ、サラダとスープがついてくる食事をローカル食堂で食べると25DHから30DHする。
ジェラートアイスクリームは4DH。普通のソフトクリームは2DH。
小売店で大きなパンにクリームチーズを塗ってもらうと5DH。
ヨーグルトドリンク500mlは3DH。
安いクッキーやマフィンは1~3DH。


私の主食は焼きたてのパンを狙い、そこにクリームチーズ。そしてヨーグルトドリンクとお菓子。
一日、二食、お菓子も食べて30DH以下に押さえていた。



それでも。この先、移動にかかる必要経費や、フェスティバルでお腹が空いて困る事態に陥りたくなかったので、お金を払ってする観光はしなかった。
モロッコで砂漠やら見に行ったら簡単に数万円が消える。
フェスティバルではインドで購入してきたミラーワークの衣服や鞄など売って遊ぶ小銭を稼ぐ計画もあった。
しかしフェスティバルが終わったら、夏が終わったら、再びインドに戻る貯蓄はいずれにせよ必要なのも分かっていた。
どちらにせよ。夏が終わるまでに私はヨーロッパで貯蓄可能な金銭を得られる仕事を探さなければいけなかったのだ。

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そう。
私はインド、ネパール、インド、モロッコと移動をしてきたが。
毎日、旅行をしている気分でもない。
国を移動しながら金銭を節約し、集め。
自分の趣味や目標に到達する為に日々を一生懸命生活している気分である。
気が付いたら突然、始まっていた、この私の生活スタイル。
「いいね。外国フラフラして遊んで暮らせて。」
と思慮がなく視野の狭い輩は単純にそう考える場合もある。
が否。
とんでもない。
外国で安定して金銭を得られる仕事にありつくにはコツやタイミング、感覚と度胸、協調性などが必要なので。
複合総合多角的に脳を使い、更に精神安定にも気を遣う。
無料で配られている求人誌なんて存在しない。
求人誌を見て、問い合わせて、履歴書を持って面接して、合格にありつき、企業から言われた仕事を時給を貰い仕事をこなす。
なんていうシステム化された社会ではないのだ。


勿論。ワーキングホリデービザなどを利用して、日本以外の国でも正規に仕事を探し、見つけ、働く。
という簡単な方法もある。
残念ながら。私にはワーキングホリデービザを取得する条件が整っていなかった。
年齢制限的にはギリギリ申請に間に合う年齢であったが、その他、国によっては条件がある。
年間のVISA交付人数に制限があったり、預貯金証明書が必要であったり、クレジットカードが必要であったり。
全く預貯金もなく、クレジットカードも支払い未遂で滞っている私は、ワーキングホリデービザの申請条件すら満たしていなかったのだ。
そう。
真のフリーランスになりたいフリーターとして、とりあえず、路上から仕事を金銭を得るというシンプルな労働方法しか見つからなかった。


ちょうど、モロッコではラマダン中。
ラマダンとは年に一度あるイスラム教の習慣儀式。
日が出ている間は食事、水すら口にしてはいけない。
なので年にこの一ヶ月間は商店なども夕方からの運営。そして人々も夜をメインに生活を楽しむ。
この時期は猛暑でもあるので日中は涼しい室内でゆっくり過ごした方が理にかなっていたりする。

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私は炎天下の中、路上に出るつもりはなかった。
夕方頃まで宿で絵を描いたり、アニメを鑑賞したりして趣味を満喫。

そして日が傾き始めた夕刻、歩いて数分の観光メイン広場まで商品を持って出掛ける。
フナ広場はイスラム風ディズニーランドの様だった。
日が落ち、涼しくなってくると観光客や地元の人々が集まりだし、活気が出てくる。
路上で靴や洋服、日用雑貨を売る人。
観光客目当てで民芸品を売る人。
iPhoneやギャラクシーなどスマートフォンを売る人。
煙草を売る人。
ティッシュを売る人。
モロッコ人もいれば、人もいる。
アジア人で路上商売をしている者は私以外、見当たらなかった。

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私はスペースを見つけ、両隣の煙草を売るおじさんと、民芸品を売るおじさんに了承を得て、自分のお店を広げた。
商品は。
ネパールポカラと同じく、自分で描いた絵。自分で作ったぬいぐるみ。それに加え。
インドで購入してきたチベタンティーやミラーワークの小物。
インドで購入してきた商品は単価は安いが、一応、倍の価格でモロッコで売れた。
100円で購入した商品が250円で売れる。そんな状態だ。
それでも。当時の私の経済状況からしたら有り難い儲けである。
250円あれば一日分の食事が出来た。
更に。一日、千円少し収入があれば、宿代と食事代、基本的、生命維持に必要な最低費用が節約出来た。
そう。
日本で暮らす、先進国で暮らしていく単純な金銭感覚からすると、なんとも要領が悪くみえる生計であろう。
わざわざモロッコまで来て。観光もせず。
毎日、夕方まで絵を描いたり趣味を満喫し。夕方から四、五時間、路上に座り、品物を売り、金銭を得て、再び宿に戻る日々。
そもそも。私はわざわざ、モロッコに来た訳ではない。
モロッコに観光旅行に来たのではない。
日々、働き、お金を貯め、節約しながら、夏のヨーロッパ、大きなトランスフェステバルを目指していたのだ。
なので。世界全大陸制覇したいという謎のステイタスの為に世界一周航空券など利用しながら、バックパッカー旅行をする中で訪れるモロッコの旅。
とは、根本的に状況、心境などが異なる。


海外で定職に就かず暮らしている=旅行者
と短絡的に思い込んでしまう人々に忠告したい。
地球の歩き方ロンリープラネットが役立つ旅だけが海外生活ではない。
語学留学や交換留学、ワーキングホリデーという肩書きに守られているの人たちだけが海外生活ではない。
私は。
日本という国の枠に捉われず。国籍、言語、誰かが世界の秩序をコントロールする為に決めた決まり事に拘らず。
自分が正しいと思う人間的モラルに従い、貫き。一生懸命、毎日、海外生活をしているだけ。
モロッコの路上で商売するということは、金銭的には賢い方法ではないかもしれない。
しかし。
それ以上に素晴らしい観察と学びが出来るのが路上だと思う。
固定された時給や月収で与えられた仕事をこなすだけでは見えなかった、学べなかった、体験。がもれなくボーナスでついてくるのだ。

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マラケシュのフナ広場は野生のディズニーランドのようだった。
日が落ちると踊りで稼ぐ子供たちの太鼓の音と、アザーン、物売りの客引き声、そして観光馬車が通りすがり、セグウェイまでも横切る。活気に満ちあふれていた。
そんな路上にブランケットを広げ、店を構える。
座ってお客様を待つのも全く退屈ではなかった。

部屋で一服してからの路上出勤。


何日か、路上勤務を続けていると、おじさんや、商売の若者と顔見知りになる。
隣りの売店でバイトをしているらしき若者が夜中十二時過ぎ、そろそろ店じまいな雰囲気の広場の中、ジョイントをくれたり。
路上仲間は自然と増える。

この頃の稼ぎは最低でも一晩のホテル代金は稼げていた。
生活においてお金を消耗していなかった。


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が、その後。
何かのアレルギーになり顔中、体中が飛び火のように腫れ、薬局で抗ヒスタミン剤抗生物質を購入し、数日、路上商売を休んだ。
薬局で購入した薬は一日の宿代金より高く。


その後、復活し再び路上へ出る日々再開。
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