ウッカリ世界で一文無し。ウッカリ世界で妊娠。そしていきなり母子家庭だけどインドを中心に移動式生活続行中。息子ハッチとの日々を綴ります。

マラケシュ路上から  Morocco 2014

 

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初めてのモロッコ。
カサブランカに到着。
しかしカサブランカに用はないので、空港で一泊し、翌朝、電車でマラケシュを目指した。

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既に残金は10万円を切ってきた。
インドよりは割高なモロッコ。
そしてその後にヨーロッパ進出とBoom festival が待っている。
どう考えても節約必須。
フェステバルのチケットはゲート前で購入した場合、260Euroもする。
私のクレジットカードはとうの昔に止まっている。

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2014年7月下旬。
8月頭のフェステバルまで、束の間の路上商売in モロッコ。


oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.

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モロッコは本当に眼がチカチカする程の幾何学タイルが美しく。
脳が刺激される。


運良く、60ディルハムの安宿を見つける。
不思議の国のアリスの様な可愛いモロッコスタイルの宿。

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この時期はラマダンで日中は、思考回路が停止する程、ボーっと暑い。
湿気は無く暑いので、なんだかボーっとするのだ。
人々も日中は殆ど外出していない模様。
歩いて5分のフナ広場は日が暮れたからが盛り上がり時。

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馬車が走り、アフリカンドラムとダンサーなどパフォーマー達が観光客目当てにわんさか。
そして、道売りのお土産屋さんから、謎のティッシュだけ売りのおばちゃんまで。
賑やかで、大人も子供も観光客も地元民もワラワラしている。
夜のディズニーランドみたいだ。

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私は早速、道売りの場所を確保。
周囲の露店のモロッコ人たちに許可を得てお店を広げる。
出勤時間は夕方6時頃から夜の11時頃まで。
夜は12時過ぎまで子供も大人もウロつき賑やかな街だ。



大概、日々、最低でも宿代は稼いでいた。
が。
モロッコでは子供のお客様ばかり。
現地の道売りの子供たちが集まり、物珍しさだけでは無く。
真剣に私の絵を見て、凝視し、楽しんでくれていた。
彼らも道売り仲間。
私の絵を欲しいと言う子や、
私の手作りアクセサリーを欲しいとう子。
そう、私は絵だけではなく、天狗の手縫のぬいぐるみ等も共に販売していたのだ。
10歳以下の子供たちに大人気のお店であった。

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彼らの中には。
木のビーズを持ってきて、何か買おうとする子。
稼いだばかりのコインを持ってきて、何か買おうとする子。


流石に、子供からお金は取れない。
が、こちらも趣味で露店をしている訳では無いので、その辺の線引きが難しかったが。
印刷されたポストカードなどは、無料であげたりしていた。


次から次へと子供が押し寄せてくるので、キリがなく。
私は、子供たちの腕に、絵を描く事にした。
絵というか、なんちゃってタトゥーというか。
筆ペンで漢字を書いたり。
それもまた子供界で噂が噂を呼び、集まり集まる。

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お金にはならないが、楽しかった。
中にはマセた子供が。
「Are you crazy?」
なんて。しつこく聞いてきたりしたが。
そんな子供が去った後はすかさず優しい子供が、気にすることないよ。
なんて。言い寄ってきてくれて。
救われたり。


子供社会も大人社会も、人間関係、大して変わらないと痛感した。


時に。
3歳程のフランス人の幼女が脇目も振らず、私の絵に釘付け。
母親らしき女性が。
「これ、貴方の作品?いくら?」
と。
「30ディルハムです。」
「え?たった30ディルハム?」
と言い、購入して下さった。


物凄い嬉しい瞬間である。


私は。
路上での絵の販売から、沢山の素敵な気持ちを頂いたと感謝している。

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いはゆる。
複雑な家庭環境で育ち。
機能不全家族、毒親と呼ばれる様な。
そう。
褒められた事がなかったのだ。
絵は大好きだったが。
10歳のある日。
3時間掛けて模写したセーラームーンの絵。
私は、本当に初めて物凄い上手く描けたと思い自信まんまんに継母に見せた。
しかし。
彼女は。
「こんなのプロなら3分で描ける」
と一言。


私は常にそんな性格の継母に育てられ。
また小学校は5回転校していて。
美術の授業以外にも絵を描いていると。先生がすかさず怒るのだ。
当たり前なのだが。
私は転校を繰り返すうちに、好きでは無い授業は聞かなくなっていた。
そして、人見知りもあり。
男子に関しては中学卒業までは、一言も話せない程で。
絵を描いたりして1人で過ごす事もしばしば。
しかし、怒られると極端に萎縮してしまう。


家庭内大戦争と解散など混乱もあり。
いつの間にか絵を描かなくなってしまっていた。

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だからこそ。
再び絵を描く楽しみを思い出し、一心不乱に描き始め。
やむ終えず、旅の恥はかき捨て。
と路上販売を始め、沢山の通りすがりの人々にポジティブな言葉ばかり頂き。
それこそトラウマ改善となった気がする。


勿論。
絵の技術だけで褒めてくれたり、購入してくれたりしている訳では無いのも承知の上。
謎の日本人らしき女性が、1人、毎日、毎日、同じ時間帯に露店で絵を売っているのだ。


お客様は。物珍しさや、何か様々な想像をして私の絵を購入してくれているのは分かる。

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だからこそ。
お金を持たない子供たちが。
本当に、真剣に、私の絵を凝視し、楽しんでくれる姿は励み。
私は子供たちからの評価を信じたいと思う。

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路上勤務で稼げたらローカル食堂でタジン
 

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