ウッカリ世界で一文無し。ウッカリ世界で妊娠。そしていきなり母子家庭だけどインドを中心に移動式生活続行中。息子ハッチとの日々を綴ります。

何故かナイトトレッキング@ポカラNEPAL2014



 

f:id:kitagawamika014:20160504110959j:plain


・゚゚・*:.。..。.:*゚:*:✼✿
2ヶ月間ほどネパール、ポカラの路上で販売をしていると。
自然と色々と見えてくる。


とりあえず。
中国人旅行者は団体でわらわらと見るだけ見て買わない。
ネパール人は話したいだけのことが多い。
買う人間は最初から買うと決めているのか決断が早い。

ネパールの路上には犬も沢山いてテリトリーがある。
大きな木の下に路上店を出していた私のテリトリーにも犬が居た。
綺麗な黒い犬と汚れた黒い犬。
汚れた黒い犬は大概、寝ている。
綺麗な黒い犬は愛想が良く、尻尾を振って私の隣りに寄り添う。
そして。
綺麗な黒い犬は。
私のお店が中国人団体客に囲まれた時に、中国人団体客の中に割って入り、散らしたり。
なんだか気の効く彼氏の様な感じだ。

ちなみに10歳くらいの聡明な路上の男の子。
この子は路上の子であるが、私より英語が堪能で空気が読める。
お客さんが居ない時は私とゆっくり話したり、絵の感想を述べたり。
お客さんに見せかけたナンパ目的の外国人が現れた時は。
自分は路上で暮らしてるんだ、なんやかんや。。。。
と路上の男の子は、そのナンパ男に永遠と話。
その隙に私はお店を畳んで帰路に着く。
という無言のチームプレーもあった。
ネパールの路上では賢い犬と聡明な路上の子がボーイフレンドだ。

・゚゚・*:.。..。.:*゚:*:✼✿
 

f:id:kitagawamika014:20160504111007j:plain



2ヶ月間に渡る、無一文からの成り上がりネパールも終盤。
ネパールを出国し、インドに戻る手だてが整った。
そんな明るい兆しが見えた頃。
運良くも山のパーティー(レイブ)情報入手。
宿の3人の男の子と共にパーティーへ向かう事になった。
パーティーを主催しているカフェの前の簡単な地図を4人で確認する。
関係者らしき人はどこにも居ず、カフェも閉まっていた。
私のiPhoneはゴア以降、眠ったままである。
ここで誰ひとりと地図を写真に撮らなかった。


我々は山へ向かう。
山の天気は変わりやすい。
小1時間ほど、登るといきなり暴風雨であったが。
運良くも、山の民家に辿り着き、雨宿り。
牛等を飼い自給自足の民家である。
雨はなかなか止まず。
我々と民家のお父さん、息子と息子の友達は小さな部屋に肩を寄せ合う。
雨時は停電で蝋燭の光。
なんと牧歌的だろう。
そのうち、お父さんが夕飯を食べていきないさいと。
私たちは、止まない雨を眺めながらダルバートを頂くことにした。
結局3,4時間ほどプチうるるん滞在記を堪能し、我々は再びパーティー会場を目指す。


外は既に真っ暗闇。
更に大雨により音は消えていた。
無謀な我々のナイトトレッキングが始まった。
1人1人の装備の差異が気になる。
完璧、アウトドア派、オーストラリアの皆既日食経験者のAくん。
 

15年前のNY音楽シーンを知っているCITY派Bくん。
 

東京のライブハウス勤め、自らもPCで音楽を作る20代中盤、今時Cくん。
 

と、何故かビーチサンダルとスーパーのビニール袋の私。
 
 

袋の中身は殆ど果物やお菓子である。
そう。
ゴアのサバイバルダンスなパーティー後の私は警戒していた。
なので。無くなっても良いスーパーのビニール袋でナイトトレッキングするはめになったのだ。
どちらにせよ、中身は食料くらいしか入ってないのだ。


結局。
ナイトトレッキングは総計12時間にも及ぶ。
いっこうにパーティー会場は見つからない。
音の方向へ頼りに歩いていたが、音は止まってしまった。
いよいよ。
下山を決意した我々。
下山し、街中へ出たのは深夜2時過ぎ。
まだ安心は出来なかった。
野良犬たちのパトロールタイムである。
街中で吠え、走り回る野良犬たち。
兎に角。
眼を合わさないこと。
息を殺して忍びの様に、同じ速さで真っ直ぐ歩く。
そう。
野良犬たちはエリアを守り吠えているだけだから。
それが私が路上から学んだ野良犬との付き合い方だった。


私たち4人は。自然と前2人、後ろ2人の並びで下を向き歩く。
真夜中の街中で吠えまくる野良犬たちのバイオハザード
宿までのラストステージだった。
なんとか何事もなくゴール、宿に近づいてきた。
丁度、私が日中、路上でお店を出している付近。
微妙なコーナーで、迂闊にも私は取り残された。
野良犬が物凄い勢いで私たちの方へ向かい、走り、吠える。
もう、目の前で吠える。
丁度、角の部分で男性3人から取り残され、吠えまくる野良犬が私の目の前で立ちはだかった。
平常心、呼吸の安定を意識し、忍びの気分を忘れずに、私は恐怖を消し去り歩く。
しかし、吠え立ちはだかる野良犬。
そこへ、もう1匹!
野良犬登場

その犬は吠えなかった。
吠えないどころか、吠えている犬の更に前に立ちはだかり、私の道を作ってくれた。
バイオハザードな野良犬エリアをくぐり抜け、振り返る私。
そう。
吠える野良犬の前に立ちはだかり、私を助けてくれたのは。
いつもの賢い黒い野良犬。
彼は。
自分のエリアを守り、こちらを向いて尻尾を振っていた。


感動的。
ますます人間の男性に興味が無くなる。
最近は世界中の野良犬が友達である。
最も。
この状況では、他の男性陣の行動は懸命である。
無駄に私を助けようと、どうにかしていたなら、吠えている野良犬を刺激し、二次被害、三次被害は容易に予測出来る。
そう。
私も助けなど期待していなかった。
自分の身は自分で護る。
しかし。
護ってくれたのは野良犬の友達。
俄然、猫派の私であるが。
野良犬は別物だ。
ペットの犬は結局、飼い主の心の代弁でしかない。
野良犬は違う。
みんな、優しいし、空気が読める。
インド、ネパールでは。
余った食べ物は野良犬か野良牛にあげる。
私たちは共存しているのだ。

f:id:kitagawamika014:20160504111226j:plain



oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.

後日談。
この年のこのパーティーでは死者が出たらしい。
だから音が鳴り止んでしまったのか。
謎は深まる。

そして。
翌年2015年も、ゴアシーズンの後。
ネパール、ポカラでの野外パーティー参加しようと思った。
が。突如、中止。
そして、翌日、ネパール震災があったのだ。

f:id:kitagawamika014:20160504111234j:plain

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村