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ウッカリ世界で一文無し。ウッカリ世界で妊娠。そしていきなり母子家庭だけどインドを中心に移動式生活続行中。息子ハッチとの日々を綴ります。

踊る君を見て。恋が始まった。INDIA2013

過去旅 PAST TRAVEL インド INDIA 2014

 

 
日々パーティー通いのゴア生活。
まさに。
踊る。君を見て。恋が始まった。
 

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名前も国籍も知らない。
1度だけ話し掛けられただけ。
それも。
次のパーティー会場名を3度、私に告げて去っていっただけという。
なんとも少女漫画的な出会い。
 
 
その後も。名前も知らず、言葉も交わさず、私たちは音の波の中だけで会い続けた。
 
 
それが本当に少女漫画的で私の妄想の恋はヒートアップ。
彼の事を「先輩」と勝手に呼び。
気分は女子高生。
 
 
私は特にダークトランスやハイテックという種のトランス音楽が好みで。
何故か皆んなが皆んな黒系の服装なパーティーもあり。
ドレスコードなど無く、たまたまだと思うが。
そんな中で、私と先輩だけが赤い服。
とか。
そういう変な偶然に運命性を見出し。勝手に盛り上がっていた。

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インドビザ期限が迫っていた3月。
最後のビーチパーティー、シヴァバレー。
音が鳴り止んだ朝。
まだ人々が、チラムやら何やらとワラワラしている時。
私はちょこんと座っている先輩の元へ。
勇気を振り絞り話し掛けた。
 
 
I leave here today. Thank you.」
 

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と言うのか精一杯。
英語能力の問題ではない。
乙女の気持ちの高揚だ。
ずっとずっとお礼が言いたかった。
トランスパーティー、ゴア初心者の私。
一体全体、どうやって好みの音のパーティーを探して良いのか分からなかった時。
ひとつのパーティー終わりの帰路で突然、私の目の前に現れた先輩。
次のパーティー会場名だけ告げて去っていった。
そのパーティーが最高に好みの音だったので。
ただ、ただお礼が言いたかったのだ。
 
 
 
トランスパーティーは。
私の心のをどんどんピュアにしていった。
 
 
ドラック。セックス。乱痴気騒ぎ。
トランスパーティーにそんなイメージを持つ人も多いかもしれない。
昔の私もその一人。
 
 
しかし。
実際。
毎晩、狂った様にパーティーに通い詰め。
音のサーフィンを楽しむ様になると。
もう、音掴みが楽しくて楽しくて。
言葉の無い爆音のリズムワールド。
セックスどころじゃない。
そんなことしてる暇なんてないのだ。
性欲なんてたまらない。
いつも頭と精神が浄化され、物事がクリアに見えてくる。
そして。
パーティー会場に留まらず。
そんな、パッカーンと開ききった状態が日常にも続く。
そうしているうちに。
精神は子供の様にピュアになってゆき。
楽しくて楽しくて笑顔が絶えず。
超能力みたいな不思議な事も沢山あって。
日々、大忙し。

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私は先輩に、一晩握りしめて、渡そう渡そうと思っていた、自分のメールアドレスを渡した。
どうしても。
話したかったのだ。
そう。
話すだけで良かった。
私は。純粋に音楽を楽しむ友人に飢えていたから。
きっと先輩はそんな人なんじゃないか?と。
 
 
ティーンエイジャーの様な気持ちのままゴアを後にする。
デリーへ向かう寝台列車
勿論。
チケットを買うお金も無かった。
親切な友人の提案で。
友人のチケットに便乗してキセルをした。
ごめんなさい、インドの鉄道会社。
 
 
なんて言うのも束の間。
何故かバックの中から出てきた私のメールアドレスメモ。
 
 
ん?あれ?
 
 
えーーーー!?
 
 
これ先輩に渡した筈のメモ!
何故、ここに。
 
 
記憶を辿り。
私は一体、何のメモを渡したのか。
 
 
…。
ゴーラクプル
だ。
嗚呼。
なんと言う痛恨のミス。
 
 
そう。
インドビザが切れるのでネパールへ向かうしか選択肢の無かった私。
国境の名前がどうしても覚えられなくて、したメモ。
カタカナで「ゴーラクプル」。
Noise poison というフライヤーの裏に殴り書き。
先輩。
顔は日本人ぽいけど、発音が日本人じゃなかったから混乱した筈!
神妙な顔で謎の東洋女性が渡してきた謎のメモ!と。
 
 
 
人生最大のウッカリ、サザエさん的ミスである。
いやはや。
バックパッカー足掛け10年。
ウッカリミスはお手の物で生きていた。
ウッカリインド不法滞在やら。
ウッカリチベットの山で100ドル落とすやら。
ウッカリフライト、前日に空港やら。
 
 
それでも。それらは。
終わってみれば旅を彩る楽しい出来事。
 
 
 
この。
ウッカリ、サザエさん的、痛恨のミス。
これから続く。
私の奇妙な冒険の要でもある。
 
 
良かったのか悪かったのか分からない。

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ウッカリ、一文無し。
名も国籍も知らず、話した事もない男の子を探し。
そしてトランスパーティーも追いかけ。
2014年。3月。
私の珍道中は始まった。
 

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